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モンスター尚弥が日本人最速!3階級制覇 WBSSトーナメント出場宣言も

 1回、マクドネル(右)から2度目のダウンを奪い、勝利を確信する井上尚弥
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 「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(25日、大田区総合体育館)

 “モンスター”井上尚弥(25)=大橋=が112秒の衝撃KOで日本人5人目、同最速16戦目での世界3階級制覇を達成した。WBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)を1回TKOで撃破。試合後、賞金総額5000万ドル(約55億円)をかけたバンタム級世界最強トーナメント、ワールドボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)への出場と優勝を宣言した。またWBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(26)=BMB=は2回KO勝ちで3度目の防衛に成功した。

 “モンスター”が階級の壁をたやすくぶち破った。井上尚が日本人5人目、最速16戦目で3階級制覇を達成した。「過去最強の相手」と評した10年無敗の王者マクドネルをあっという間に粉砕。「これがボクシングです。早すぎるなんて言わないでください」と、さわやかにファンに呼びかけた。

 1階級上げて減量が緩和されて生き生きとしていた。175・5センチの長身で、前日から12キロも増量させた王者との体格差をものともせず、開始1分過ぎに左フックでぐらつかせ、左ボディーでダウンを奪った。さらに13連打の猛ラッシュをかけて2度目のダウンを奪うとレフェリーがストップ。想像を上回る圧勝に、会場は地鳴りのような大歓声に包まれた。

 試合後は「今までにない重圧があって、(解放されて)爆発した」と大喜び。「今回は初めて試合前に控室からチームに出てもらった。人の話し声も気になるぐらい集中していた」というほどのプレッシャーを感じていた。

 この勝利で、生中継された全米、全英にも衝撃を与え、今秋開催予定の高額賞金大会ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント出場を高らかに宣言した。WBAスーパー王者ライアン・バーネット(英国)、WBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と世界王者が出場する。まさに世界一を決める舞台へ「相手に何かと言うより、自分が仕上げるだけ」と気持ちを引き締めた。

 バンタム級初戦を「見えていない実力を引き出せる試合になるかなと思ったけど…、何にも分からないまま(バンタム級の)終わってしまった。耐久性とか確認できたら、自信を持てるけど、ここからトーナメントになると未知」と苦笑した。

 “モンスター”がいよいよ世界制圧へ動き出す。

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