ロエル・マナートがK-1ヘビー級王座奪取 父は名選手アンドレ・マナート
「K-1 WORLD GPヘビー級タイトルマッチ」(21日、さいたまスーパーアリーナ)
昨年11月の初代王座決定トーナメントを制したアントニオ・プラチバット(24=クロアチア)を、同トーナメント3位のロエル・マナート(24=オランダ)が判定3-0で破り、第2代王者となった。
日本でも活躍した往年の名選手アンドレ・マナートの息子ロエルは、セコンドについた父の前で、ハイキック、ローキック、パンチ、膝と多彩な攻めで優勢に試合を進める。
初代K-1グランプリ王者ブランコ・シカティックの弟子プラチバットも強打を振るって前進したが、最終3回にはマウスピースを吐き出すなど消耗の差は明らかで、マナートが判定3-0でベルトを奪取した。
マナートは「(K-1王座は)小さい頃からの夢で、本当に信じられない。僕のナンバーワンである父の前で夢をかなえられて、とてもうれしい」と喜び、「前回のトーナメントでは負けて悔しい思いをした。今回は自分の力を見せられた」と胸を張った。