“ドラゴ”ボルコフが前王者ヴェウドゥムをKOする金星 UFCファイトナイト

 世界最大の総合格闘技団体UFCの大会「UFCファイトナイト」が17日(日本時間18日)、英ロンドンのO2アリーナで開催され、メーンのヘビー級5回戦で“ドラゴ”の異名を取る8位のアレクサンドル・ボルコフ(ロシア)が、前UFC世界ヘビー級王者で3位のファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)を4回1分38秒、KOに葬る金星を挙げ、王座戦線に急浮上した。

 初回早々、テイクダウンを奪われ、2回にはテイクダウンからの肘で頭部から流血するなどヴェウドゥムの寝技に苦しんだボルコフだが、「自分の瞬間を待っていた」と我慢の展開。2回には打撃でヴェウドゥムの右目を腫らせる。

 3回に入るとヴェウドゥムの寝技にも対応できるようになり、ヴェウドゥムの右目下から出血させたボルコフは、スタンドで優勢に転じる。

 4回、打ち合いに出てきたヴェウドゥムを右、左、右のパンチ3連打でダウンさせ、右、左とパウンドを打ち込むとレフェリーが試合を止めた。

 「伝説の偉大な戦士」と敬意を払うヴェウドゥムに逆転勝ちしたボルコフは「タイトルショットを待っている」と、王者スティペ・ミオシッチへの挑戦をアピールした。

 セミファイナルのライトヘビー級3回戦では、4位のジミ・マヌワ(米国)と11位のヤン・ブラホビッチ(ポーランド)が2015年4月以来の再戦。初戦ではマヌワが判定勝ちしている。

 この日はプレッシャーをかけてくるマヌワをブラホビッチが左ジャブとカウンターで迎撃する展開。打撃の精度に勝るブラホビッチが初回にパンチ3連発でダウンを奪って鼻血を噴き出させ、3回終盤にはテイクダウンを奪って3-0の判定勝ちを収めた。

 リベンジに成功したブラホビッチは3連勝。マヌワは2連敗となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス