山中竜也「気負わず狙わずKO」初防衛だ!偉大な王者との“山中違い”も

 「ボクシング・WBO世界ミニマム級タイトルマッチ」(18日、神戸ポートピアホテル)

 初防衛戦に臨むWBO世界ミニマム級王者・山中竜也(22)と世界初挑戦のWBA世界ライトフライ級2位・小西伶弥(24)が12日、神戸市内の所属ジムで練習を公開した。2人は既にスパーリングを打ち上げており軽めの調整。山中は「今までなかったコンビネーションが打てるようになった」と手応えを語り、小西は「1ラウンドから全力を出し切りたい」と意気込んだ。

 初防衛戦を前にした山中は「チャンピオンとしてのボクシングでしっかりした勝ち方をしたい」と自然体で語った。王座奪取に成功した昨年8月に左眼窩底骨折。約7カ月ぶりの試合となるが、シャドーボクシングやミット打ちではブランクの影響を感じさせない軽快な動きを披露した。

 17年末に招待された忘年会で王座獲得を祝う料理に自身の名前が添えられたが、山中“慎介”と記されていた。1日に引退を表明した偉大な王者との“山中違い”だったが、山中は「向こうに申し訳ないです。まだまだレベルが違いすぎる」と恐縮しながら笑った。

 山中の試合は14年のジャモエ(ベルギー)戦など3度観戦したことがあるといい、「とにかくすごいチャンピオン。強くて格好いい選手」と目を輝かせる。防衛回数を重ねればいずれ名王者と肩を並べる日が来るかもしれない。「誰が見ても勝っている試合をしたい。気負わず狙わずKOもできれば」と結果と内容にもこだわりを見せた。ベルトを守り、王道を歩み始める。

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