岩佐亮佑3-0判定でV1 KO逃し「Sバンタム級最弱チャンピオンです」
「ボクシング・IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(1日、両国国技館)
王者・岩佐亮佑(26)=セレス=が3-0の判定で同級13位のエルネスト・サウロン(28)=フィリピン=を退け、昨年9月に獲得した王座の初防衛に成功した。
サウスポースタンスの岩佐は、オーソドックスの挑戦者に初回から左ストレートを当てる抜群の立ち上がり。情報の少ない不気味な挑戦者をスピードと距離感で圧倒し、ポイントを連取した。11回には連打でサウロンを追い込むが、ダウンを奪うことはできなかった。スコアは118-110、119-109、120-108と大差だった。
防衛に成功した岩佐は「見ての通りスーパーバンタム級最弱チャンピオンです。反省点ばかりです」と試合を振り返った。圧倒しながらもKOを逃したことを反省した。
岩佐は昨年9月13日にエディオンアリーナ大阪で王者の小国以載(角海老宝石)に挑戦。初回からダウンを奪い、6回TKO勝ち。2度目の世界挑戦で悲願の王座を獲得した。日本のジム所属のスーパーバンタム級王者は岩佐を含め過去10人いる。だが、防衛に成功したのは7度防衛したWBC世界同級名誉王者・西岡利晃氏のみという日本にとって鬼門と言える階級だった。
岩佐の通算戦績は27戦25勝(16KO)2敗。サウロンは25戦21勝(8KO)3敗1分け。





