ネリ、体重超過で王座剥奪 原因は栄養士と主張「水分絶てば普通に落ちるはず…」

 「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(3月1日、両国国技館)

 前日計量が28日、都内で行われ、挑戦者の山中慎介(35)が1回目に53・3キロでパスしたが、王者ルイス・ネリ(23)は1回目に55・8キロと2・3キロ超過し、最終的に54・8キロと1・3キロ超過で失格となり、王座を剥奪された。山中が勝てば王者、負けか引き分けなら王座は空位となる。

 ネリ陣営は栄養士の体重管理を計量失敗の原因に挙げた。トレーナーのビダル・マルドナド氏は「昨年は我々のチームで体重を作れたが、栄養士を雇ったことでその権限がなくなった」と嘆いた。

 その栄養士、マルコ・アントニオ・ペレス氏は自身の減量法を「一気に脱水して体にダメージを与えないやり方」と説明。「今朝のネリは3キロ超過だった。私が他のボクサーを見てきた経験では、水分を絶てば普通に落ちるはずだったが、ネリには合わなかった」と弁明したが、「私のやり方にはプライドを持っているが、今回は失敗だった。山中選手には申し訳ない」と頭を下げた。

 一方で、日本ボクシングコミッション(JBC)はネリが2月2、3日にメキシコで受けたドーピング検査の結果が陰性だったと発表した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス