「ボクシング・ＷＢＡ・ＩＢＦ世界ライトフライ級王座統一戦」（３１日、大田区総合体育館）

　ＷＢＡ王者の田口良一（ワタナベ）が２１日、都内で練習を公開。スパーリングとミット打ちなどを披露し、調子の良さを見せつけた。「統一戦はだれでもできるカードではないので、勝って統一チャンピオンになりたい。ボクサーである以上、最強を目指すのは当然」と言い切った。

　知人の勧めでニックネームを「ツヨカワイイ」から「Ｈｕｍｉｌｉｔｙ　Ｋｉｎｇ」（謙虚な王者）に変え、リングシューズにも縫い込んだ。「最初のトレーナーの洪（東植）さんから『ボクサーは自己管理、プロ意識、謙遜』と教えられた。それはこれからも忘れないようにしたい」と、田口らしく話した。

　闘争心あふれるスタイルが真骨頂。統一戦については「不安もあるけどリングに立つ時は絶対に勝つというつもり。（１３年８月の日本ライトフライ級王座初防衛戦で判定負けした）井上（尚弥）君の時も勝つつもりだった。どんな相手でも井上君よりは強くないだろう、というのが支えにはなっています」と、修羅場をくぐり抜けた強さを見せつける。