金融会社勤務の異色ボクサー細川バレンタインが日本スーパーライト級王座獲得

 「ボクシング・日本スーパーライト級タイトルマッチ」(14日、後楽園ホール)

 同級6位の細川バレンタイン(角海老宝石)が王者・麻生興一(三迫)を3-0の判定(96-95、95-94×2)で下し、4度目の挑戦で王座を獲得した。細川は22勝(9KO)6敗3分、麻生は22勝(15KO)8敗1分とした。

 2008年の東日本新人王決勝戦(引き分けで細川の勝者扱い)以来の対戦。細川が堅いガードの王者に右の攻めを徹底した。「ガードの上からでも打ったのは練習通り。興一はガードはいいのであくのを待つと時間がかかる」と振り返った。

 5回終了時の中間採点は三者三様のドローだったが「クリーンなパンチを当てられている自信はあった」と、最後まで前向きだった。ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ36歳のオーソドックス。外資系金融会社に勤務する異色のボクサー。「本当にうれしい。会社にベルト巻いて行こうかな」と喜んだ。

 生まれ故郷の宮崎で幼少期に育てられた祖母・フミ子さん(86)をリングに上げて勝利を報告した。

 角海老宝石ジムには今年1月に移籍した。「角海老に来てよかった。会長、ありがとうございます」と、鈴木真吾会長と抱き合って喜びを分かち合った。

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