内藤哲也 プロレス大賞2年連続2度目MVP“オカダ時代”に終止符打つ

 2017年度プロレス大賞(東京スポーツ新聞社制定、デイリースポーツなど選定)の選考委員会が13日、都内で開かれ、最優秀選手賞(MVP)は内藤哲也(35)=新日本=が2年連続2度目の受賞となった。G1クライマックス優勝、さえ渡る舌鋒で話題を提供し続け、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)=新日本=を上回る支持を得た。女子プロレス大賞は紫雷イオ(27)=スターダム=が3年連続で史上最多3度目の受賞を果たした。

 制御不能の男が“オカダ時代”にピリオドを打つことを宣言した。史上5人目の2年連続MVPに輝いた内藤。オカダ、ケニー・オメガも候補に挙がる中で21票中14票を獲得して選ばれ、「当然のことが当然のように起こっただけ。まさにデスティーノ(スペイン語で運命の意味)ですよ」と言い放った。

 選考委員会では「実力のオカダ、人気の内藤」の声があったことに、「たしかにオカダはこの一年間チャンピオンであり続けた。とてつもなくすごいことなんだろうと思いますね」と認めつつも、「オレはオカダに負けてない。一緒にエントリーしたG1で優勝したのは内藤。間接的な勝負ですが、勝っていたってことでしょう」と主張。さらに、「彼には実力以外の部分でなにか足らないものがあるんじゃないですか。彼はオレを見ていろいろ学んだほうがいい」と指摘した。

 そして、オカダのIWGPヘビー級王座に挑戦する来年1月4日の東京ドーム大会へ、「金の雨を降らせるはずなのにMVPを取れなかった。さぞかし彼は肩身の狭い思いをしているでしょう。オレが楽にさせてやりますよ。彼もそれを望んでいることでしょう」と政権交代で“オカダ時代”を終わらせることを予告。2018年も“内藤旋風”は吹き荒れるのか。

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