“40代コンビ”諏訪魔&石川が最強タッグ初V!“大神”粉砕「まだまだ全盛期」

神谷英慶(左)にランニングニーを決める石川修司=後楽園ホール
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 「プロレス・全日本」(12日、後楽園ホール)

 世界最強タッグリーグ戦の最終戦が超満員札止め1660人の観衆を集めて行われ、諏訪魔、石川修司組が初優勝を飾った。

 諏訪魔、石川組、大日本の神谷英慶、橋本大地組、青柳優馬、野村直矢組、宮原健斗、ヨシタツ組、太陽ケア、ジョー・ドーリング組の5組が勝ち点10の首位で並ぶ大混戦で迎えた最終戦。諏訪魔、石川組は宮原、ヨシタツ組を25分超の熱戦の末に撃破して勝ち点を12に伸ばし、青柳、野村組に勝利して同じく勝ち点12に伸ばした神谷、橋本組との優勝決定戦にもつれ込んだ。

 パワーと体格で勝る41歳の諏訪魔と42歳の石川は、大日本の最侠タッグリーグを制して勢いに乗る橋本と神谷の若さと気迫あふれる攻めに苦戦する。それでも諏訪魔がラストライドの体勢、石川がスプラッシュマウンテンの体勢で相手を担ぎ上げてマットにたたきつける新合体技ラストマウンテンを神谷に決めるなど、豪快な大技を繰り出して反撃。そして終盤、石川が神谷との一騎打ち状態に持ち込むと、重い打撃で追い込み、サンダーファイヤー、ジャイアントスラムをたたみ掛けて3カウントを奪った。

 三冠ヘビー級王座奪取、チャンピオンカーニバル制覇など全日本で充実の1年を過ごした石川は「この1年、全日本さんのリングにずっと上がって、最後を最高の形で締められたのは、パートナーの諏訪魔選手のおかげです」と感謝し、「組むなって声もありましたけど、こうやって結果を残せて、強力なパートナーともっともっと暴れていきたいと思います」と、ファンに向かってタッグ継続を宣言。さらに「ボクら40代、今が全盛期だと思って戦っています。みなさんも今が全盛期だと思って毎日を楽しく過ごしてください」とアピールして締めた。

 インタビューでは、諏訪魔が「オレのわがままを聞いてくれて、ケンカもしたけど、分かってもらえて。スゲエ濃密な時間を過ごすことができた。最後はこういう形で優勝できたってのは本当にうれしい」と感無量の様子。石川は「宮原、ヨシタツも強かったけど、若いっていうのはすごいです。疲れましたね」と橋本、神谷組の戦いを評価した。

 そして、諏訪魔が「まだまだオレらは全盛期。若いのなんかに負けねえぞって」と気勢を上げると、石川も「頑張りましょう。ウチらがまだ上だってことを何回でも見せて、全盛期をもう何年でも伸ばしてやる」と呼応。2人はビールをかけ合って「痛い痛い!」といいながら喜びを分かち合った。

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