前WBOアジア太平洋スーパーフライ級暫定王者の川口勝太が11日に日本王座に挑戦

 前WBOアジア太平洋スーパーフライ級暫定王者で日本スーパーフライ級13位の川口勝太(33)=堺東ミツキ=が12月11日に後楽園ホールで日本王者の船井龍一(32)に挑戦する。

 川口は4月に東洋太平洋スーパーフライ級王者のレネ・ダッケル(フィリピン)に挑戦したが、1-2の小差判定負けで王座奪取に失敗し、保持していたWBOアジア太平洋暫定王座も失った。

 一時は引退も考えたが、現在家族の住む福岡市で姉から「辞めた後のことは心配しなくていい。少しでも気持ちがあるならやり切りなさい」と背中を押され再起を決意。8月に敵地フィリピンでレイモンド・デイハム(フィリピン)と対戦し、3回終了TKO勝ちで再起戦を飾り、日本タイトル挑戦にこぎ着けた。

 11月には約1カ月間のメキシコ合宿を敢行。現地では世界ランカーやメキシコ王者らと40ラウンドのスパーリングを行ない、帰国後も1日10ラウンドを含む計25ラウンドのスパーリングを消化した。

 川口は「18歳で大阪に出て来た時に思い描いてたことがあった。一つは夢破れて地元に帰る姿、もう一つは東京で日本一になる姿だった。東京は自分の人生を変える場所だと感じていた。その舞台で日本一に挑戦できることに運命を感じる。トランクスに記している『PRIDE OF NAGASAKI』を胸に、人生の全てをぶつけます」と意気込んだ。

 野上トレーナーは「川口はチャンピオンになるために全てをこなしてきた。チャンスを手繰り寄せるための努力を続けてきた本当の“プロボクサー”。勝太の最高にカッコいい姿を見せたい」と王座奪取を約束した。

 陣営は10日に決戦の地東京に入る。

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