大仁田厚、“最後の愛弟子”の引退試合で見届け人「自分の足でリング降りろ」

 元プロレスラーの大仁田厚が、自身の“最後の愛弟子”である佐瀬昌宏(38)=フリー=の引退試合で、“見届け人”を務めることが決定した。

 佐瀬は頸椎の故障のため、リングを降りる決断を下し、12月19日に東京・新木場1stRINGで引退興行を開催する。ラストマッチでは田中将斗と組み、葛西純、NOSAWA論外と対戦。佐瀬はこの試合で大仁田の“専売特許”でもある爆破マッチの実現を熱望し、11月21日に直談判。大仁田はこれを承諾し、佐瀬に自身の有刺鉄線バットを託した。これにより、試合形式は有刺鉄線ボード・ストリートファイト電流爆破バット・タッグデスマッチに決まった。

 佐瀬は、3日に新木場で開催された大仁田プロデュース興行「大仁田反省会」で、大仁田の控室を訪ね、「ボクの引退試合を見届けに、会場に来てください」と懇願。大仁田は「わかった。オマエはオレの最後の弟子だし、見届け人として行くよ。危険な試合形式だけど、絶対に自分の2本の足でリングを降りろよ」と快諾。これにより、大仁田が「佐瀬昌宏引退興行」に来場することが決まった。

 佐瀬は「大仁田さんには、爆破マッチを許可してもらって、当日も見届け人で来てくださることになって、感謝の気持ちでいっぱいです。最後は大仁田さんに認めてもらえるような試合をして、自分の足でリングを降りたい」とコメントした。

 大仁田は、10・31後楽園で引退後、左ヒザ、肩、右手など故障箇所の療養をしながら、イベント出演、テレビ番組のロケ、知人の選挙応援などをこなしているが、プロレス会場に来場するのは、12・19新木場が今年最後になる予定だ。

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