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勅使河原弘晶が王座奪取「輪島会長にベルトささげる」

輪島功一会長(左)にジム初のベルトを手渡す勅使河原弘晶
ラウンドガールと勝利を喜ぶ勅使河原(右から2人目)と輪島会長(同3人目)
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 「ボクシング・WBOアジア・パシフィックバンタム級タイトルマッチ」(12日、後楽園ホール)

 同級5位の勅使河原弘晶(輪島功一スポーツ)が王者ジェトロ・パブスタン(フィリピン)を10回2分52秒TKOで下し、自身初、そしてジム初のベルトを獲得した。10回、苦し紛れのホールドで反則を取られた相手を逃がさずめった打ちで勝利をもぎ取った。レフェリーのストップを聞いた瞬間、勅使河原は飛び上がって喜びを爆発させた。

 立ち上がり、頭から突っ込んでくる相手に左目上をカットされた。「いろいろやってくるとは思っていたし、イラついたら向こうのペースになる。冷静にやろうと、笑顔でやってました」と、流血しながらも落ち着いていた。

 前半から右のボディーストレート、アッパーが効果的だった。「1ラウンドに相手がボディーに左ストレートを打ってきた。やられていやなことをやってくるものだし、オレのボディーが弱いと思っていると思った。あいにく、体質なのかボディーはめちゃくちゃ強い。勘違いしてくれているなと思いました」と、返り討ちのボディー攻め。さらにワンツーも決めてポイントを重ねた。5回にラッシュをかけてKO寸前まで追い詰め、9回には右からの連打でダウンを奪った。文句なしの戴冠だった。

 「このベルトは世界一愛する輪島会長にプレゼントします!」と師匠に感謝した。家庭環境から非行に走り、17歳から19歳まで少年院に入れられた。そこで輪島功一会長の自伝「炎のチャンピオン」を読んで心を入れ替えた。出院後、ジムの門をたたき11年にプロデビューした。

 ジム初のベルトを取るという最初の目標は果たした。「目標はあくまでも世界。ここからがスタートだと思っています」と、勅使河原が大きな夢のスタートラインに立った。

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