WBA王者・田口「謝ることはない」田中負傷で統一戦は白紙

 13日の防衛戦で負傷したボクシングのWBO世界ライトフライ級王者・田中恒成(22)=畑中=が20日、名古屋市内で会見を行い、両目の眼窩(がんか)底骨折で2カ月間の安静が必要と診断されたと発表した。年末の実現を目指していたWBA同級王者・田口良一(30)=ワタナベ=との統一戦白紙となり、田中は「本当に申し訳なく思います」と無念の表情で話した。

 一報を受けた田口は「こればかりは仕方がない。自分もケガする可能性はあるわけだし、早く治してほしい。謝ることはないです」とWBO王者を気遣った。

 両者は今年に入り田中が呼びかけるかたちで統一戦へ向かっていった。5月に田中が16戦16勝16KOのアンヘル・アコスタ(プエルトリコ)を判定で下し、初防衛に成功した直後に、観戦した田口をリングに呼び寄せて対戦を要求。これに応えた田口は7月にロベルト・バレラ(ベネズエラ)を9回TKOで退け、6度の防衛に成功。田中が13日のパランポン・CPフレッシュマート(タイ)戦を問題なくクリアしていれば、年末の統一戦実現は濃厚な状況となっていた。

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