大仁田“ラスト九州”初戦で論外を爆破バット葬

 「プロレス・超戦闘プロレスFMW」(16日、博多スターレーン)

 10月31日の後楽園ホール大会での引退まで、残り1カ月半となった大仁田厚が、16日に開幕した「大仁田引退 ラスト2ヶ月前」シリーズに参戦。生まれ故郷である九州で、ラストファイト初戦に臨んだ。

 同大会のメインイベントで、大仁田は橋本友彦、リッキー・フジと組み、NOSAWA論外、雷神矢口、ミスター雁之助組と、電流爆破バット&爆破イス・トルネード・バンクハウス6人タッグデスマッチで対戦。

 同シリーズ最終戦となる21日の新木場1stRINGで、“最初で最後の一騎打ち”を行う大仁田と論外が激しくやり合いった。まずは論外の爆破バット攻撃で大仁田が被弾。深いダメージを負いながら、死力を振り絞った大仁田は机上パイルドライバー、サンダーファイアーパワーボムの連打から、爆破バット攻撃で論外から3カウントを奪い、勝ちどきを挙げた。

 やられてもやられても立ち上がった論外は、試合後に握手を求め。大仁田もそれに応じた。9・21新木場でのシングル戦は、これまでの両者の遺恨を超越した闘い模様となりそうだ。

 福岡で最後の試合となった大仁田は「どんどんさびしくなってくるけど、あと20試合くらい、1試合ずつ胸いっぱい戦っていきます」とコメント。論外に対しては、「受けのすばらしい選手。天才。尊敬もしてる。21日は正々堂々とやります」と話し、9・21決戦へ思いを馳せた。

 なお、大仁田は17日、母親の出身地である佐賀県下の神埼市次郎体育館で、入場無料のチャリティー興行「がんばれ九州!九州北部豪雨チャリティー電流爆破マッチ」を開催。18日のFMW・熊本市流通情報会館大会が、九州での最後の試合となる。

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