長谷川穂積氏、山中世界戦のタオル投入を肯定「遅いよりも絶対、早い方がいい」

 ボクシングの元世界3階級王者、長谷川穂積氏(36)が19日放送の毎日放送「せやねん!」に出演し、15日に行われたボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ、王者の山中慎介(34)と挑戦者のルイス・ネリ(22)との一戦で物議を醸したセコンドのタオル投入を肯定した。

 この試合では4ラウンド、山中がネリの猛ラッシュにさらされたところでセコンドの大和心トレーナーがタオルを投入してリングに入り、山中がTKO負け。13度目の防衛に失敗し、具志堅用高氏の持つ世界王座13連続防衛の日本記録に並べなかった。所属する帝拳の本田明彦会長が大和トレーナーの判断を痛烈に批判したのも大きな話題となり、タオル投入のタイミングが物議を醸した。

 長谷川氏は「確かにちょっと(投入が)早いかなと思いました」と前置きしつつ、「でも、ボクシングというスポーツは本当に紙一重のところで闘ってて、じゃ逆にあの時タオルを投げなくて、あと残り30秒、もっと一方的に殴られたら、その30秒で取り返しのつかないことになってもおかしくない30秒になっていたかも分からない」と指摘。

 「タオルっていうのは、投げるのが遅いよりも絶対、早い方がいいんですよ。ボクサーの選手生命を考えると」と、大和トレーナーの判断を肯定した。

 その上で、物議を醸した理由として「山中選手が具志堅さんの記録に並ぶっていう、これがこの先、簡単に出ることではないので、みんなの期待が乗っかった分、これだけの問題になったんじゃないかなと思います」と考察していた。

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