王者・田口、挑戦者のにらみ挑発に渋々応戦 本番は「ボディーから崩す」

バレラに挑発される田口(左)
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 「ボクシング・ダブル世界戦」(23日、大田区総合体育館)

 予備検診が行われWBA世界ライトフライ級タイトルマッチを行う王者・田口良一(ワタナベ)と挑戦者で同級1位のロベルト・バレラ(コロンビア)、IBF世界ミニマム級タイトルマッチを行う王者、ホセ・アルグメド(メキシコ)と挑戦者で同級9位の京口紘人(ワタナベ)はいずれも問題なかった。

 検診後にバレラからにらみつけられて挑発された田口は「あんまりこういうのは好きじゃないけど、盛り上がるのなら」と嫌々にらみ返した。「想像していた通り、同じくらいの身長なのでボディーから崩していきたい」と話した。バレラは挑発について「バレラが怖い存在だと印象付けた」とうそぶいていた。

 視力検査に毎回当てずっぽうで臨む田口は今回不調?で、前回の左右0・9から右0・6、左0・8だった。「本当はもっと良くないので、いいんじゃないですか」と苦笑いしていた。

 また、世界初挑戦の京口は引き締まった王者のボディーを目の当たりして「板チョコみたいやね」と笑った。「左ボディーで打ち砕きますよ」とチョコボディー破壊を予告していた。

 京口は胸囲が88・8センチと84・4センチの王者を大きく上回っていた。渡辺均会長は「減量前は90センチ以上あるというのだからすごい。体が強いですよ」と期待した。

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