大日本・グレート小鹿また最年長記録更新「オレはストロングスタイル」
「プロレス・大日本」(5日、横浜文化体育館)
日本最年長現役プロレスラーのグレート小鹿(75)が、自身が持つ出場と勝利の最年長記録を75歳7日に更新した。
この日は藤田ミノルと組み、星野勘九郎、植木嵩行組と有刺鉄線ボードデスマッチで激突。藤田が早々と有刺鉄線ボードの餌食になるなど攻め込まれる場面が目立ったが、小鹿は相手組に「ジジイ!」とののしられながらも、鼻の穴に指を入れてのキャメルクラッチ、噛みつき、チョークスラムなどの極道殺法で奮闘する。
そして、藤田も血まみれになりながら有刺鉄線ボード上への脳天砕き、墓石式脳天くい打ちなどで反撃。最後は小鹿のチョップを誤爆されながらも、植木のスキを突いて腕極め首固めで丸め込んだ。
コンビ2連勝に2人は大喜び。藤田が「今日も大師匠のおかげで勝利を飾ることができました」とたたえれば、小鹿も「ありがとう。藤田選手の働きで、ボクは10%ぐらいしか動いていない」と感謝した。
さらに小鹿は「今日は星野、植木選手がいつもより力を出してきた。憎らしくなってきた。オレはデスマッチファイターじゃなくてストロングスタイルだけど、彼らが来るなら、デスマッチもやりましょう。藤田、組んでやりましょう」と、衰えぬ闘志を見せて再戦を希望。藤田も「目指すは一つしかないだろ。これだ、これ」とチャンピオンベルトを巻くしぐさを見せて、小鹿との戴冠に意欲を示した。