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好川菜々、負傷判定で王座陥落 夫の野上トレーナーは引退の意向示す

 「ボクシング・WBO世界女子フライ級タイトルマッチ」(29日、国際障害者交流センター)

 初防衛戦に臨んだ好川菜々(38)=堺東ミツキ=が挑戦者で同級1位のモンセラット・アラルコン(23)=メキシコ=に7回4秒負傷判定で敗れ、王座から陥落した。

 好川は1回に右ロングフックを浴びて、アマ時代も通じて初というダウンを喫した。「何が起きたか分からなかった」と振り返った好川は懸命の反撃に出るが、接近戦で挑戦者の強打に苦しみ、4回にもダウン。6回に偶然のバッティングで相手が左目上を深くカットし、7回開始とほぼ同時にレフェリーが試合続行不可能と判断した。判定では68-64、69-63、70-62とジャッジ3人全てが挑戦者を支持した。

 試合後、好川は「自分が勝つことを信じていたが、何も言い訳はない。悔しいけれど不完全燃焼ではない」と潔く敗戦を認めた。

 15年にメキシコ合宿を行った時から面識があり、現在もフェイスブックで繋がっているアラルコンの控え室を訪れ、「王座を保持し続けて、フライ級のベルトをもっと大きなものにしてほしい」と勝者を称えた。

 今後については「会長やトレーナーと話し合って、自分の心が最後の解答」と話すにとどめたが、夫でトレーナーの野上真司氏(42)は現役引退の意向を示した。

 「次の負けが最後だと覚悟してやってきた。僕の中では一つの区切り。35歳で(プロ)再デビューした立派な選手。(現役に)すがる必要はない。酷な言い方かもしれないけど僕はもういいと思う。この3年間、彼女のおかげで最高の思いをさせてもらった。これからは僕が反対に彼女を支えてあげたい」

 日本初のチャンピオン夫婦として、二人三脚で歩んできた妻をいたわるように話した。

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