藤波辰爾が来社。プロレス総選挙、20人からの“落選”に「かえって良かった」

すっかり意気投合した藤波辰爾(左)と本紙・和田記者
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 プロレスラーの藤波辰爾(63)が15日、神戸市中央区のデイリースポーツを訪問した。

 藤波と言えば、3月12日にテレビ朝日系で放送された現役・OBレスラー200人、ファン1万人が投票して選ぶ「プロレス総選挙」で上位20位以内に入らなかった。アントニオ猪木に続く日本人2人目のWWE殿堂入りを果たし、NWA世界ヘビー級王座、IWGPヘビー級王座など数々の輝かしい戦績を誇りながら、20人からは漏れた。

 “時の人”の訪問に、デイリースポーツのHP「まとめ」コーナー内で激しく異議を唱えて反論し、13日深夜に放送された同局「お願い!ランキング お願い!超選挙」(関東ローカル)にも出演したデイリースポーツ整理部デスクの和田康志記者も、『30分一本勝負』のトークに“参戦”した。

 番組は見ていたという藤波。順位は実施されたアンケートに基づいて、1位アントニオ猪木、2位ジャイアント馬場以下、20位まで発表された。よもやの?落選にも「ぼく自身は何も引っかかるものはない。むしろ、周りの方の反響が多かった」と“神対応”。

 そして「見ていく中で首をかしげるところはあった」と前置きした上で「今の状況もある。もしかしたらないだろうな、というのはあった。(アンケートで)3人を選ぶとなるといろいろと難しい。名前が出てこないかもしれない。ぼく自身は印象的なことを起こしていないからね。いてくれて当たり前で、印象が薄いのかもしれない。でも、かえって外された方が良かった。中途半端に19位とか20位とかになるよりはね」と、プライドものぞかせた。

 番組を見ていた長男でプロレスラーのLEONA(藤波怜於南、23)からは「お父さん、たぶん出ないよ」と言われたという。愛息の“忠告”について「息子は小さいころから読みが深いんですよ。プロレスをいろいろと分析していたし、ぼくよりも詳しい」と、目を細めた。

 ちなみに、藤波の1位は「プロレスをいろいろな角度から見ている」などの理由で「アントニオ猪木」という。そのほか、力道山、ジャイアント馬場、アンドレ・ザ・ジャイアントらの名前も挙げたが「3人には絞りきれない」と悩みも打ち明けた。

 藤波は、ドラディションの4月20日後楽園ホール大会、22日博多スターレーン大会、23日のエディオンアリーナ大阪・第二競技場大会で、デビュー45周年記念ツアーを行う。大阪大会では長州力、ビッグバン・ベイダーと組み、藤原喜明、越中詩郎、佐野巧真との6人タッグに臨む。

 往年のライバル、ベイダーとは、かつて組んだこともあるが「これまでなかなか組めなかったカード。ファンの方には、その当時を思い出してみてほしい」とPR。63歳になったプロレス界のレジェンドは、記録だけでなく、記憶にも残る試合を、これからもファンの脳裏に刻み続けていく。

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