JWPが25周年大会で現存する日本女子最古の歴史に幕 団体OG集結

リング上に集合したJWPのOGと現役選手たち=後楽園ホール
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 「プロレス・JWP」(2日、後楽園ホール)

 全選手が独立して新団体を旗揚げする女子プロレス団体JWPの最終興行の25周年大会が、1180人の観衆を集めて行われ、現存する日本女子最古の団体名と別れを告げた。

 この大会のために団体OGの福岡晶、日向あずみ、春山香代子、阿部幸江がこの日限りの復帰戦を行い、現役時代さながらの元気な動きを披露するとファンは大喜び。JWP最後の試合となったメインイベントでは最後のJWP認定無差別級選手権試合が行われ、王者の中森華子が倉垣翼の挑戦を退けて3度目の防衛に成功した。

 試合後は、お別れに駆けつけたキューティー鈴木、ダイナマイト関西ら団体OG、関係者と現役選手ら30人以上がリング上に集合。最後は団体を率いるコマンド・ボリショイが「私たちはこれからも続いていきます。プロレスもまだまだ続いていきます。これからも熱い応援をよろしくお願いします。本当にありがとうございました」と、ファンにあいさつし、団体のジャージとJWP認定のチャンピオンベルトとリングに置いて、JWPとしての活動にピリオドを打った。

 JWPの運営会社であるJWPプロデュースとの契約を更新することができず、日本最古の団体名を失うこととなった。ボリショイは「信じられない気持ちです。ずっとJWPが続くものと思っていたので、まだ実感はないです」と涙をこらえながらコメント。「悔しいですよね。ずっとJWPを続けたかったし、できることをやってきたけども、新しい、もっと大きな夢を見るためには旅立たないといけない時もあるのかなと。JWPは終わっても、これまで培ってきたスピリッツは消えることはないので、JWPを継承していく新団体として頑張って行きます」と、再出発への決意を口にした。

 今後は全選手が独立し、8月11日に新団体「PURE-J」を旗揚げ。それまでは「ドリーム女子プロレス」のイベント名で興行を行う。今後の活動について「JWPではできなかったような実験的な興行をやってみて、その中で新団体、どういうスタイルで行くかを模索したい。ファンの投票で試合順が決まるとか、JWPの看板を背負っていたから挑戦しにくかったこととか、いろんなことをやってみたい」との構想を明かした。新しい夢へ向かって、新しい一歩を踏み出す。

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