史上初のチャンピオン夫婦が近大入学式に出席 好川菜々「今後の人生に繋げたい」

 日本プロボクシング史上初のチャンピオン夫婦、WBO女子世界フライ級王者の好川菜々(38)=堺東ミツキ=とトレーナーで元WBOアジア太平洋スーパーフライ級王者の夫野上真司氏(41)が1日、近畿大学(大阪府東大阪市)の入学式に出席した。2人は通信教育部短期大学に入学、インターネットを利用した「eラーニング」を受講する。

 近大は受験者数日本一を誇り、入学式には約7200人が出席した。タレントつんく♂(48)がプロデュースしたド派手な演出の入学式に、好川は「本当に素晴らしい式で心が震えた。自分の試合などで感動することはあるけど、他でこんなに感動することはなかった」と興奮を抑え切れない様子で話した。野上氏も「近大生としての誇りを感じ、改めて頑張ろうという気持ちになった。ボクシング同様、二人三脚でやり切りたい」と決意を新たにした。

 入学式の最後には、新入生がそれぞれの思いを書き込んだ紙飛行機を飛ばす儀式があった。「世界進出」と記した好川は「4月に初防衛戦を控えているので、そこで勝って世界に出て行って自分を試したい」と夢を描いた。「eラーニング」ではさっそく英語を学んでいるという。

 また、好川はプロアスリートの引退後のキャリア設計を考える「プロアスリートセカンドキャリアサポートプログラム」の適用第1号となる。商経科の専攻で「2人とも今までスポーツしかやってきていないので、ビジネスの知識を付けて、今後の人生に繋げたい」と、ボクシングと学問の両立を誓った。

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