五十嵐俊幸の世界前哨戦はまさかの負傷引き分け 病院に直行

 「ボクシング・10回戦」(1日、後楽園ホール)

 元WBC世界フライ級王者でWBO同級1位、WBC同級5位の五十嵐俊幸(帝拳)の世界前哨戦は3回49秒負傷引き分けだった。

 3回、ニュートラルコーナー際で両者が激突。五十嵐が左目上、WBA・WBO世界同級10位のミゲール・カルタヘナ(米国)は前頭部をカット。互いにドクターチェックを受けた後、試合は再開されたが五十嵐の流血が激しく続行不能と判断された。

 五十嵐は病院に直行。浜田剛史帝拳代表は「コミッションドクターは眼下底骨折の疑いがあると言うのでレントゲン検査をします。目の奥が痛いと言っているので、傷どうこうではない。検査してみないと分からない」と説明した。

 五十嵐にとって世界ランカーとの対戦、フライ級での試合は13年4月8日に八重樫東(大橋)に王座を奪われて以来だった。目標としていたスーパーフライ級フライ級での2階級制覇を撤回し、再度フライ級での世界制覇を目指した。

 浜田代表は「出合い頭だった。ずいぶん練習量も積んできたけど、前半でストップしてしまった。世界1位でもあるし、いい内容でと思っていたけど、何もやれずに終わった。いずれにしてもケガを治さないと」と話した。一言も残すことなく会場を後にした五十嵐にとって、予想外の残念な結果となった。

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