世界王者・黒木優子、目標は統一戦とイッテQ!

デイリースポーツを訪問しポーズを決める黒木優子(撮影・金田祐二)
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 ボクシングのWBC女子世界ミニフライ級王者で、タレントの「ボクシング界のゆうこりん」こと黒木優子(Yukoフィットネス)が14日、東京・木場のデイリースポーツを訪れ、世界王者とタレントとしての目標を語った。

 現在5度防衛中の安定王者。「世界戦だけを視野に入れています。おととしはノンタイトルを1試合やって、年3試合になりましたけど、年2回のペースでやりたい。地元が福岡なので九州と東京で1回ずつやれれば」と言う。

 V6戦は未定だが臨戦態勢にある。現在、「確実に倒せるパンチ」を会得しようとフォームを修正中だ。昨年12月、安藤麻里(フュチュール)とのV5戦で2度のダウンを奪いながら判定にもつれた試合の反省からだ。

 「あの試合は倒したかったですね。あと一歩のところで立ち上がってきた。女子にはなかなかない、立ち上がれない的確なパンチを打ちたい。相手から『戦いたくない』と言われたい」と、かわいい顔から出たとは思えぬセリフ。

 そして、世界王者としての目標は「統一戦」だという。減量をまったく苦にせず「なおネエ(女子世界4階級制覇王者の藤岡奈穂子)みたいに何階級制覇もすごいと思うけど、私は統一戦が一番やりたい」と世界統一王者を目指している。15年にWBC女子世界アトム級王者の小関桃(青木)がWBA王者の宮尾綾香(大橋)を下して日本人女子初の王座統一を成し遂げた。「小関さんが統一した試合を見て感化されました。自分もやりたい!と思った」と、チャンスを待っている。

 タレント活動も順調で、今年2月にはTBS系の「KUNOICHI(くのいち)」に出場した。トップで挑んだものの、2つ目の障害物で落下してしまった。

 「悔しかった。ぶっつけ本番なので難しかった。後から挑戦する人は周りからアドバイスをもらえるんですよね」と苦笑い。今後は「『世界の果てまでイッテQ!』とかロケものにも挑戦したいです。スカイダイビングもやってみたい」と目を輝かせた。

 タレント活動も、女子ボクシングが注目される一端になればいいとの思いもある。「女子格闘技もRENAさんとか、RIZINが盛り上がっていますよね。女子ボクシングもその波に乗れたらいいな、と思っています。女子の世界チャンピオンとして、道をつくる役に立ちたい」と充実感を漂わせた。

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