WBAが各階級で世界王者を1人へ 暫定王者ルール残すも「今後は厳しくする」

 WBAのヒルベルト・ヘスス・メンドサ会長が22日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で会見し、1階級にスーパー、正規、暫定と複数の王者が同時に存在する現行制度を見直し、各階級1人に絞る方針を明らかにした。

 「チャンピオンが複数いないのは17のうち9階級。ベルトの価値観が薄くなったことを考え、18年までには全階級でチャンピオンを1人にしたい。暫定王者に関してはケガなどの理由でルール上は残すが、今後は厳しくするつもりだ」と述べた。

 また、同会長は下部組織の「WBAアジアボクシングアソシエーション」を設立中で、JBCに参加を要請したと明かした。「参加国はタイ、中国、韓国、インドネシアだが、日本の参加で試合の質が上がると保証できる」と意気込みを語った。JBCの秋山弘志理事長は「これから協議してなるべく早く結論を出す。(日本プロボクシング)協会の意見も聞く」と話した。

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