新日本・ヒロムがリー撃破V1も田口が挑戦名乗り「五・七・五で返事しろ」

 「プロレス・新日本」(11日、エディオンアリーナ大阪)

 IWGPジュニアヘビー級選手権試合が行われ、王者の高橋ヒロムがドラゴン・リーの挑戦を退けて初防衛に成功した。

 ヒロムのメキシコ武者修業時代から人気を集めた2人の抗争。開始からフルスロットルのスピーディー目まぐるしい攻防を繰り広げ、さらにはヒロムがコーナー最上段からリーを場外へ投げ捨てるなどの危険な技も次々と飛び出す死闘となる。途中、ヒロムがリーのマスクを引き抜く場面もあったが、最後はヒロムがカナディアンデストロイヤーの連発から必殺のタイムボムを放ってリーを葬った。

 だが試合後、この日にNEVER無差別級6人タッグ王座を失ったばかりの田口隆祐がリングに現れ、「ヒロム、いや高橋ヒロム、すごい試合、感動したよ。こんなに生死をかけて戦う姿に興奮して自然と足がリングに向かったよ」と独演会を展開。普段は“下ネタ”を連発することで知られるが、「すげえ生死かけたな。こんなに生死かけて、オレ、戦えるかなって思ったけどさ、まだまだ生死かけて戦ってないなって思ったわけ。もっともっと生死賭けて戦いたいなと思ったわけ。このベルトと生死をかけて試合してくれ」と、無駄なほど生死を連呼して挑戦を訴えた。

 さらに、「返事を聞かせてほしいんだわ。五・七・五で」とヒロムに求めると場内は爆笑。困惑したヒロムがベルトで殴りかかると巧みにかわして左足に関節技を決めてもん絶させた。

 歓喜の場をぶち壊しにされたヒロムは、花道を引き揚げると痛む左膝を抱えて横たわり、「田口、田口、田口!最高の相手と最高の一夜だったのに、アイツは邪魔してくれた」と無念の表情。「隆祐、いや、田口隆祐、この恨み、晴らさないといけねえな。そういえば昨日、悪夢を見たよ。このことだったのか。オレの左足、返してくれよ」と恨み節を連ねたが、最後は「田口さん、獲れるもんなら、獲ってみろ」と、田口の要求通り五・七・五で挑戦を受諾した。

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