新日本・内藤が36分の死闘制してIC王座V3!NJC出場と制度改革提案を予告

 「プロレス・新日本」(11日、エディオンアリーナ大阪)

 IWGPインターコンチネンタル選手権試合が超満員札止め5466人の観衆を集めて行われ、王者の内藤哲也がマイケル・エルガンの挑戦を退けて3度目の防衛に成功した。

 エルガンは昨年11月の大阪大会で内藤に挑戦する予定だったが、同年10月の両国大会で内藤のドロップキックを受けて左眼窩底骨折を負わされて変更となり、内藤が1月4日の東京ドーム大会で棚橋弘至を下して2度目の防衛に成功した後に挑戦を直訴して再びチャンスを得た。

 内藤はリベンジに燃えるエルガンの左足を集中攻撃するも、エルガンの怪力にスイングDDTなどの得意技をことごとく食い止められて苦戦する。終盤には場外の鉄柵へ投げ捨てられるなど、エルガンボムの連発にあと一歩の所まで追い詰められたが、逆転のデスティーノを3発たたみ掛けて36分超の激闘にケリをつけた。

 昨年に旋風を起こした内藤率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの勢いは今年も衰える気配はなく、今大会もチケットは2週間以上前に完売。そこで見事にメインイベントを締めた内藤はリング上で、「次の大阪ビッグマッチ、つまり、大阪城ホール大会(6月11日)も、我々がお客様を熱くすることでしょう」と、再び主役になることをファンに約束した。

 花道を引き揚げても“内藤節”は絶好調。「マイケル・エルガン、確かに強かったよ」と実力を認めたものの、これでシングル戦でエルガンに4連勝となったことで、「オレの方が強い」と余裕の笑みを浮かべた。

 さらに、話を3月に開幕するシングルトーナメントのニュージャパンカップ(NJC)に変え、「俺は前年度覇者だからね。今年もエントリーさせていただきますよ。盛り上げたいならオレを使わない手はないだろ」と早々と出場を立候補。内藤は昨年からNJCが単なるIWGPヘビー級王座挑戦者決定戦となっているなどと疑問を唱えており、「去年もいろいろ言ったけど、システムの変更を提案しますよ。どういう提案か、それはしかるべき場所で発言しますよ。今のところはトランキーロ(スペイン語で焦んなよの意味)ってことだよ」と予告した。

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