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川口勝太が初タイトル奪取、WBOアジアパシフィック暫定王座

新王者に輝いた川口勝太(中央)。左が野上真司トレーナー
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 「ボクシング・WBOアジアパシフィック暫定スーパーフライ級タイトルマッチ」(28日、カガヤン・デ・オロ)

 同級5位の川口勝太(32)=堺東ミツキ=が9回負傷判定でWBO同暫定王者のラクニラン・ムアトランサラカン(タイ)を下し、初の王座を獲得した。フィリピンでのタイトル初挑戦で激戦を制した。

 試合は序盤から川口のジャブで先制。12戦全勝(9KO)の王者も緩急を使った動きで応戦した。

 3回、アクシデントが起きる。停電が起こり試合中断。復旧作業を経て試合再開されると、この回にバッティングで川口が左まぶたをカットした。

 その後、中盤までは一進一退だったが7回から川口が勝負をかけた。プレッシャーをかけて王者を後退させて細かいパンチを集めてペースを握る。

 9回、再びバッティングで傷口が大きく広がる。ここで試合はドクターストップ。フィリピン人ジャッジ3人の採点は全員が87-84で川口に軍配。クールな男、川口も『winner by blue corner SHOTA KAWAGUCHI』のコールに飛び上がって喜びを爆発させた。

 現地のファンにもみくちゃにされ、祝福された新王者は「相手のパンチはワンパンチで倒れるような感じではなかったけど、体の芯に残るような感じで、少し警戒し過ぎた。もう少し出てきてくれればやりやすかったけど、最後はチャレンジ精神で仕掛けた。海外でもありポイントは不安だったので、判定を聞いた瞬間とても感激した。自分がチャンピオンだなんてまだ信じられない」と、悲願のベルトをかみしめた。

 二人三脚で歩んできた野上真司トレーナーは「中盤までヤキモキしたけれど、7回以降に川口のプレスにチャンピオンが下がりだして展開を作れるようになった。最後は気持ちで取りにいけたのが勝因」と振り返った。

 自身は元WBOアジア太平洋スーパーフェザー級王者で9日には妻の好川菜々がWBO女子世界フライ級王座を奪取した。「1カ月で2人のチャンピオンを誕生させることが出来てトレーナー冥利(みょうり)につきる。このチャンスをサポートしてくれた春木会長に感謝します」と夫婦、師弟で手にしたWBOベルトに喜びを爆発させた。

 春木博志会長は「アクシデントもあり、海外の厳しさを痛感したが、ここでタイトルを獲れたことは立派。2人のチャンピオンが出来てジムも盛り上がります」と話した。

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