高野人母美、復帰戦敗戦なら即引退 金平会長「負けたら次はない」

再起戦に気合を入れる高野人母美
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 「ボクシング女子・6回戦」(20日、後楽園ホール)

 東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者・高野人母美(29)=協栄=が14日、都内のジムで再起戦に向けて会見した。

 今年5月、「次の試合で勝っても負けても引退」との発言が騒動となり、ボクシング活動を自粛していた。だが、ボクシングの思いは諦められず「もう一度頑張ろうと思った。気持ちはリセットできたと思う」と出直し宣言。

 しかし、金平桂一郎会長は簡単な復帰を許さなかった。対戦相手は9勝(2KO)2敗のワンダーガール・シットサイトーン(タイ)。「厳しい相手を選びました。167センチの長身で、人母美の武器が使いづらい。安直な選手では皆さんが許さない。負けたら次はない、許しません」と、敗戦=引退を突きつけた。

 会見直前に背水の陣の一戦と伝えられた高野は絶句。「クラクラしました。正直、プレッシャーなく復帰戦を楽しもうと思っていた。私、追い込まれるとダメになるタイプなので」と戸惑いを隠せなかったが「悔いのないように、この試合に勝って次につなげたい」と覚悟を決めた。

 東洋太平洋女子同級1位で、元モデルボクサーの後藤あゆみ(ワタナベ)から挑戦状を突きつけられているが「目の前の試合に勝たなければいけない」と多くを語らなかった。

 19日には、毎回独特のパフォーマンスでおなじみの前日計量が行われる。今回も準備万端の様子で「当日を楽しみにしていてください」と笑った。

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