天龍、引退試合でIWGP挑戦に意欲
「プロレス・FREEDOMS」(5日、大館市民体育館)
11月15日に引退する天龍源一郎が2月から続けた“全国行脚”を終えた。引退ロードを、ラストマッチのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ戦のみとした65歳は「IWGPは懸けないのか?」と呼びかけ、ベルト挑戦へ意欲を示した。
心理戦を仕掛け、新日本の10・12両国大会でAJスタイルズとの防衛戦を控えるレインメーカーを挑発。「AJ相手に勝ってほしい?当然。ドンと横綱の姿勢で(自分を)迎えてほしい」と、王者としての登場を熱望した。仮にタイトル戦が実現し、00年1月以来のIWGP奪回を果たした場合「ベルトは隅田川にぶん投げてやる!!」と予告した。
佐々木&葛西を相手にグーパンチで暴れ、試合後は売店で臨時サイン会を開催。「レスラーになって初めて」という粋な計らいで、東北のファンに別れを告げた。1カ月超の調整期間に入る天龍は「プロレスをやりたいストレスがたまってちょうどいい」と、有終の爆発を誓った。