注目の「金子VS仲村」計量クリア
「ボクシング10回戦」(21日、後楽園ホール)
日本スーパーフェザー級注目の対決の前日計量が20日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、日本同級2位の金子大樹(横浜光)、同級10位の仲村正男(渥美)ともにリミットの58・9キロで一発クリアした。
金子は1月にジョムトーン・チューワッタナ(タイ)に判定負けして以来の再起戦。「戦略、作戦を立ててやることをやってきた。勝つのは大前提、自信がある」と表情を引き締めた。
対仲村だけでなく「世界に行くために使える技術を磨いてきた」と言う。その上で「きれいな試合をするつもりはない。ちょっと荒っぽくなっても勝ちを取りに行く」と闘志むき出しで臨む。
一方の仲村は昨年、伊藤雅雪(伴流)、レイラバオ(フィリピン)にまさかの連敗。今年4月5日にパトムサット・シットサイトーン(タイ)に3回KO勝ちで再起した。
7月から米ロサンゼルスで約1カ月の合宿をした。元IBFライト級王者のミゲール・バスケス(メキシコ)らとスパーリングを行い「今までに自分になかった精神的な厳しさを補えた。世界ランカーがいる環境で気が引き締まり、得るものがあった」と手応えをつかんだ。
金子戦については「初回から出てくると思うので、慎重に行く。中盤から仕掛けていけば(自分の)展開がくると思う」とイメージした。