一翔「魔の5番」に挑み下半身追い込み

 「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦」(9月27日、大阪府立体育会館)

 4月にボクシング史上最速18戦目で世界3階級制覇したWBA世界フライ級王者・井岡一翔(26)=井岡=が和歌山・白浜合宿2日目の18日、白浜ゴルフ倶楽部で“地獄トレ”を敢行。同級12位・ロベルト・ドミンゴ・ソーサ(30)=アルゼンチン=を迎える初防衛戦に向け、下半身を追い込んだ。

 井岡ジムで恐れられる“魔の5番”は、グリーンから見上げてもティーグラウンドが全く見えない超打ち下ろしホール。一翔らは早朝6時から、約400メートルの急勾配を全力で駆け上がった。2時間、苦もんの表情を浮かべて計10本。足をガクガクさせながら完走し、最後は芝の上にぶっ倒れた。

 試合前の恒例行事となっている“根性試し”ではあるが、改めて過酷さを痛感。「自分の夢だった3階級制覇を達成したことでゆっくりもしたし、そこからのリスタートは思ってた以上にきつかった。全然、できると思ってたけど、いざやってみるときつかった。この感覚でできると思ったけど、モチベーションもそうやし、気持ち的にもう一つ、二つ上引き締めないと」と、苦笑いした。

 19日まで2泊3日で計60キロを走り込み、合宿後には本格的なスパーリングが始まる。「やっぱり人間て気持ちを保ったり、日によってコンディションもモチベーションも違うし、コントロールするのが一流と思った。難しいと改めて思った」と、スイッチは戦闘モードに切り替わった。

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