エリートヤンキー田中一樹 デビューへ
ボクシングの名門・グリーンツダジムから楽しみな“エリートヤンキー”がプロデビューする。元2階級王者・井岡一翔(25)=井岡=らを輩出した興国高と強豪・龍谷大でともに主将を務めた田中一樹(21)。高校3年時に国体3位、大学は19勝1敗の好成績を挙げ、9月28日のB級プロテストに合格した。
大阪・寝屋川出身。同ジムの本石昌也会長とは運命的な出会いだった。高校3年の秋、田中は先輩に呼び出され自宅近くのコンビニにたむろしていた。
深夜1時過ぎ、車で乗り付けた会長(当時マネジャー)は髪をそり込み、腕に入れ墨のある7~8人のヤンキーを見付けた。「いかにもってやつらが入り口付近にいて、邪魔だった」と文句を言いに近づいた。