勝者もショック「宮崎は病気のようで」

 「ボクシング10回戦」(31日、ボディメーカーコロシアム)

 前WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(井岡)は前世界王者の面目を保てなかった。2度防衛したWBA世界ミニマム級王座を昨年12月26日付で返上。今回は世界2階級制覇挑戦の前哨戦になるはずが、3回2分22秒KOでの初黒星と無残な結果に終わった。

 勝ったIBF世界ライトフライ級6位のファーラン・サックリン・ジュニア(タイ)もこの結果に驚きを隠せない。「宮崎は前王者だし海外での試合も初めてだし勝てるとは思わなかった」と本音を明かした。30日に大阪市内で行われた公式計量時に減量苦のため自力で計量器にも乗ることができなかった宮崎の姿を見ているだけに「計量の時の宮崎は病気のようでショックだった。勝てたのは宮崎の調子が悪かったからじゃないかな」と話した。

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