八重樫、一翔に雪辱だ 4階級制覇も

 8日のボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチで王者・五十嵐俊幸(29)=帝拳=を破り、WBA世界ミニマム級に続く2階級制覇を達成した八重樫東(30)=大橋=が9日、横浜市内の所属ジムで一夜明け会見を行い、昨年6月に敗れたWBA世界ライトフライ級王者・井岡一翔(24)=井岡=への雪辱に意欲を見せた。また、所属ジムの大橋秀行会長(48)は4階級制覇構想を明かした。

 2階級制覇王者が、もう一つのリベンジに燃える。激闘を物語る、深く切った右目上に施されたばんそうこう。アマチュア時代に4戦4敗した五十嵐を下した八重樫は「体中が痛くて、それだけ厳しい試合だったのかな。タイトルより、五十嵐選手に借りを返せたことがうれしい」と振り返り、喜びをかみしめた。

 苦手のサウスポー、そして体格でも自身を上回る五十嵐との距離をつぶして圧倒した会心の勝利。大橋会長は「10年に1度ぐらいに、作戦がバッチリはまった」と自画自賛した。ヒントはWBC世界ライトフライ級王座を15度防衛した韓国の張正九がサウスポーを攻略した試合のDVD。大橋会長が八重樫に見せると、とたんにサウスポーの苦手を克服。本番でも「ガンガン行くコリアンスタイルがマッチした」と八重樫は胸を張った。

 今後は、昨年6月のWBA・WBC世界ミニマム級王座統一戦で敗れた井岡との再戦も期待される。大橋会長は「ケガが深いので、次戦は完治してから。(前王者側が持つ2試合の)オプションを消化した後、井岡選手の3階級制覇の挑戦を受けてもいい」と明言。八重樫も「迎え撃つというより、負けた選手に勝つことが根底にある。やられたらやり返す」と、リベンジに意欲を見せた。

 さらに、大橋会長は「飛び級での2階級制覇は大きい。1階級下げて、その次はスーパーフライ級に上げて、4階級制覇の夢も見えてきた」と構想を語った。期待は膨らむ一方だ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス