え、吉本の宝・西川きよし師匠がインフルに! さて、その代演は…
インフルエンザの感染者数が、今の方法で統計を取り始めた1999年以降で最多になったとか。コロナの感染も収まらないし、ヒトメタニューモウイルスまで出てきて、「感染」といわれても素人には全くわかりませんよね。
実は私も年明け早々、ヒヤッとさせられました。芸人としてありがたいことに年末までお仕事があり、元旦には生放送の番組で漫才をさせて頂きました。2日には着物を着せてもらってお笑い番組のMCのお仕事、ところがちょっと気になる咳が出るようになったのです。4日には毎日放送で毎年、西川きよし師匠と生放送があったので、もし「吉本の宝」であるきよし師匠にうつすようなことになったら一大事!と、お休みだった3日はひたすら家で寝ていることにしました。
親戚が来てくれるというのも楽しみにしていたのですが、残念ですがそれもお断り。知り合いのお医者さんに診てもらいたいと電話したら、三が日に来ている人はよっぽど症状のある人だから、病院には来るなと言われ、買って飲むようにと市販薬を教えられました。
以前、大丈夫だと思っていたのに念のため検査キットで調べるとコロナの陽性反応が出たことを思い出し、申し訳なかったのですがマネージャーに頼んでコロナとインフルエンザ両方を検査するキットを品薄の中、探して買ってきてもらいました。結果は幸いどちらも陰性。これできよし師匠と生放送ができると安心していた、その矢先、何とそのきよし師匠がインフルエンザになったという連絡が!
うつしたら大変、とそればかりを考えていたので驚きましたが、じゃあ「西川きよし」という看板のお正月番組で、代役をどうするかという現実的な話になりました。「吉本の宝」で師匠の代わりなんておいそれとはおられない。スタッフサイドから別の師匠のお名前が挙がったのですが、ご家族と一緒に海外にゴルフに行かれていて今は機上の人、ご本人の意思確認を取ることができず、さすがに決め打ちするのは危険だということに。そこでフッと出てきた案が、御長男の忠志くんに代役をしてもらうこと。
親子なのでフォルムが全く一緒だし(失礼!)、お話の仕方もトーンも雰囲気も似ているし、用意しているお正月用の着物もきよし師匠のがそのまま使える(笑)。そして何と忠志くんがたまたまなんばグランド花月で吉本新喜劇に出られていて、番組も難波。新喜劇の間と間にちょうどポコンとハマる時間帯に万事シャンシャンで忠志くん!決定!(笑)。そして翌日のMCの大役を見事に果たされました。
当のきよし師匠はいろいろと気を遣われて「ええとこメシ連れてったるからな」。それはそれで私もありがたいし、スタッフもみんながホッと安心!
今年もまたいろいろな病気がはやりそうですが、気をつけながら良い1年にしたいものですね。