電報、アラン・ドロンも知らない世代に衝撃

 今年から電報の緊急時の定型電報の夜間受け付けがなくなるなど、以前は当たり前だったものがなくなっている。これまで「常識」だと思っていたものも、若い世代にとっては常識とはいえないものも増えてきた。ハイヒール・リンゴもそんなジェネレーションギャップに驚かされている一人。「先輩・後輩」が残っている世界のリンゴが仰天した若い後輩の行動とは…。

  ◇  ◇ 

 電報を利用した事のある若い世代ってどれ位いるのでしょうか。今年から緊急時の定型電報の夜間受け付け(父キトク、すぐ帰れ)がなくなったそうです。私たちは仕事柄、祝電を打つ事も多い。電話で申し込みますが、あれって自分が伝えた文章を読み上げて確認されるんですよね。

 「ご結婚おめでとうございます まる 改行 新婦は生ものですので てん 早めにお召し上がりください まる かっこ 笑い かっこ閉じる ハイヒール ぽつ リンゴ」

 まじめに復唱されるからかなり恥ずかしい。この話を芸人仲間でしたら、みんな1度は経験してるから頷いていた。ところがM-1ファイナリストの若手漫才コンビのさや香の2人が「電報って何ですか?」とまさかの爆弾発言。「何で文字を送るのに文面を電話で言うんですか?文字で送ればいいじゃないですか」って。

 「いや!そうじゃなくて電報というのは…」と説明しようとしたけど、衝撃が大きすぎてもう厳密な説明できなかった。すると「それ必要?LINEで送ったらええやないですか」って。もうビックリ、ビックリ、ビックリです。電報知らない世代がいるなんて。

 またある番組で、デヴィ夫人が「(昔、交際していた)アラン・ドロンがね…」と言ったとたん、さや香の2人が「アラン・ドロンって何ですか?」って。私が「知らんの?(映画)『太陽がいっぱい』のあの男前俳優やんか!」と言ってもキョトン。アラン・ドロンが人なのか物体なのかもわからない。世界的な二枚目俳優を知らない世代なんですね。

 若い子でさらに驚いたのが、後輩芸人と一緒に食事をしたときの事。食べ終えた際、若手の後輩が、自分のお皿とコップを両手に持ちテーブルから下げようとしたんです。それでついでに「私のもお願い」とお皿とコップを渡そうとしたら、その私の子供位の世代の子が「えー見たらわかるでしょ。手がふさがってるからこれ以上運ぶの無理でしょ」と。隣のもう少し年かさの子が「お前、自分の置いて姉さんのを先に運べ!」と注意したら「あ、すいません…」って(笑)。私ら世代には考えられない対応で、これも衝撃でした。

 こんなジェネレーションギャップは最近よく感じます。私たちの世界ってまだまだ「先輩・後輩」が残っていると思うんですが。それでも驚く事が本当に色々あります(笑)。

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