【にしたん社長の人生相談 お悩みクリニック】30代独身一人息子の部屋で化粧道具を見つけて動揺

 にしたんクリニックなどを展開するエクスコムグローバル株式会社の西村誠司社長があなたの悩みに答えます。

 【相談】 30代の一人息子に結婚の気配がまったくありません。本人は「今は考えていない」と言うだけ。親の本音としては孫の顔は見たいです。先日、用事があって息子の一人暮らしの部屋に立ち寄ったところ、見慣れない化粧道具が置いてありました。最初は「彼女がいるのかも」と少し安心したのですが、何度か通ってみるとどうも様子が違う。使い方や減り具合からして、息子自身が使っているようなのです。最近は男性もスキンケアやメークをする時代だと頭では理解しています。でも、動揺してしまった自分がいます。もし私の知らない一面があるのなら、受け止められるだろうか。余計なことを聞いて傷つけてしまわないか。そう思うと、何も言えませんでした。60を過ぎても母親としては子供が心配です。息子の幸せを願っているはずなのに、もやもやが消えません。私はどう向き合えばいいのでしょうか。

 【回答】 ご相談ありがとうございます。

 お母さまの文章を読みながら、息子さんを思う気持ちの深さがとても伝わってきました。60歳を過ぎても子供のことが気になる-それは決して特別なことではありません。親にとって子供はいくつになっても子供ですし、「幸せでいてほしい」という願いが消えることはないものです。

 まず、「結婚の気配がない」という点について。親として孫の顔を見たいという気持ちは自然なものです。ただ今の時代は結婚のタイミングも価値観も本当に多様になりました。30代でも「まだ考えていない」という人は珍しくありません。仕事や生活のリズム、人生観など、さまざまな要素が重なって決めるものですから、親が焦るほど本人との距離ができてしまうこともあります。

 そして、今回一番心が揺れたのは、お部屋で見つけた化粧道具のことだと思います。最初は「彼女がいるのかもしれない」と思い安心したのに、どうやら息子さん自身が使っているように感じた。その瞬間、頭では理解していても動揺してしまった-その正直な気持ちはとても自然です。今は男性でもスキンケアやメークをする人が増えていますし、身だしなみの一つとして取り入れている人も多くなっています。ただ、親の立場からすると驚きや戸惑いが出てしまうのも無理はありません。

 大切なのは、その事実をどう解釈するかよりも「息子さんをどう見るか」だと思います。あなたの文章から感じるのは、息子さんの人生をコントロールしたいという思いではなく、「傷つけたくない」、「幸せでいてほしい」という優しい気持ちです。そこがとても大切なところです。

 もし息子さんに聞きたい気持ちがあるなら問い詰めるような形ではなく、何げない会話の中で少しずつ距離を縮めることが一番いいと思います。ただ無理に聞く必要もありません。子供が自分のことを話すかどうかは、安心して話せる空気があるかどうかで決まります。親が「何があっても味方でいる」という姿勢を持っていると、必要なときに自然と話してくれることも多いものです。

 もう一つお伝えしたいのは、子供の幸せの形は、親が想像していたものと少し違うこともあるということです。結婚するかどうか、どんな生き方を選ぶのか、それは最終的には本人の人生です。ただ、どんな形であっても、親が「あなたの人生を応援している」という気持ちを持ってくれていることは、子供にとって大きな支えになります。

 今感じているもやもやは、「息子を大切に思っているからこそ」生まれているものです。ですから、その気持ちを責める必要はありません。大切なのは結論を急がず、息子さんという一人の大人の人生をゆっくり見守ることだと思います。

 親子の関係は年齢とともに少しずつ形を変えていきます。子供を育てる関係から、互いを尊重し合う関係へ。その変化の途中にいるのかもしれません。焦らず、これまで通り息子さんを大切に思う気持ちを持ち続けてください。それがきっと、息子さんにとって一番の安心になるはずです。

 ◆西村誠司(にしむら・せいじ)1970年生まれ、愛知県出身。「にしたんクリニック」などを展開するエクスコムグローバル株式会社代表取締役社長。名古屋市立大学を卒業後、外資系コンサルティング会社に入社。2年で退職して25歳で起業、現在年商333億円に成長。TikTokフォロワー数7万7000人。

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