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赤ヘル機動力野球の申し子、高橋慶彦さんはYouTubeでチャンネル登録者1万人を超え

華麗なジャンピンスローを見せる現役時代の高橋さん(1979年10月4日、広島市民球場)
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 広島カープの歴代背番号2といえば、真っ先に名前が挙がるのが高橋慶彦さん(63)だ。昭和のカープ黄金期に「1番・遊撃」でグラウンドを所狭しと暴れ回った。4度のリーグ優勝と3度の日本一に貢献。79年にマークした33試合連続安打は現在も日本記録として球史に刻まれている。打率3割を5度記録し、盗塁王も3度獲得。甘いマスクで女性ファンも多かった。

 そんなカープのレジェンドも今年63歳になったが、今もスマートなイメージは変わらない。60歳を前に始めたのはYouTube。「カープよしひこチャンネル」を開設し、現役時代のエピソードなどを披露している。最近では「江夏の21球」の裏話や元巨人・クロマティさんと対談。また、カラオケを楽しむ様子やステーキ3キロの大食いにも挑戦するなど、高橋さんのいろんな一面が見られる。チャンネル登録者数も1万人を超えた。

 「別にYouTubeに興味があったわけじゃなくて、知り合いに言われて無理やり、始めたんだ。別にこれで金もうけしようとかは思ってないから、どれだけ反響があるのかもよく知らない。暇つぶしみたいな感じでやってるだけ」とクールに語るが、それでも「自分が楽しんでやらないと見ている人も面白くないから、ボチボチ楽しみながらはやっていますよ」

 現在は野球解説の仕事はしていないが、テレビ番組のゲストやトークショーなどイベントへの出演依頼は多い。9月下旬に広島市内で行われた飲食店のトークショーにも出演。会場には多くのファンが詰めかけた。「カープファンと触れ合うのはやっぱり楽しい。カープを離れて、もう何年もたつのに、それでもこうやって広島に呼んでもらえるわけだから感謝しかないよね」。サインや写真撮影にも気さくに応じ、歯に衣(きぬ)着せぬトークで盛り上げた。

 飲食業でも才能を発揮している。約2年前に福島市で「ホルモン慶彦」をオープン。今年6月には東京・大森に「ジンギスカン慶彦」もオープンした。いずれも高橋さんがプロデュースしたこだわりの店だ。「月に1度は僕も店に顔を出すようにはしているよ」と、お客さんとの触れ合いも大切にしている。

 カープは今季、下位に低迷する。「いろんなことがあるさ。新しい監督にもなったわけだからね。いい時もあれば悪い時もある。今はそういう時期なんだよ。僕がとやかく言うことじゃない。ただ選手には最後まで頑張ってほしい。それだけだね」。多くは語らなかったが、短い言葉の中にチームと選手への深い愛情を感じた。

(デイリースポーツ・工藤直樹)

◆高橋慶彦(たかはし・よしひこ)1957年3月13日生まれ。北海道出身。現役時代は右投げ両打ち。176センチ、79キロ。4歳で東京に転居し、1974年、城西高3年夏に「4番・エース」で甲子園に出場。同年のドラフト会議で広島から3位指名を受ける。入団後、野手に転向。4年目にレギュラーに定着し「1番・遊撃」で活躍。90年にロッテ、91年に阪神に移籍し、92年限りで引退。プロ18年間の通算成績は1722試合出場、打率・280、1826安打、163本塁打、604打点、477盗塁。引退後はダイエー、ロッテ、オリックスでコーチを歴任。野球解説者としても活躍した。

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