「広島－ヤクルト」（９日、マツダスタジアム）

　広島の藤井黎来投手が１回無安打２奪三振無失点。プロ初登板から２試合連続でスコアボードに「０」を刻んだ。

　チームは六回までに１０失点。厳しい展開となったが、七回から登板すると、先頭のエスコバーを遊ゴロ。坂口を１３３キロのフォークで空振り三振に仕留め、最後は六回に右越え２ランを放っていた山田を再びフォークで空振り三振だ。

　プロ初登板だった前日８日の阪神戦を、１回１安打無失点で終えた。育成からはい上がってきた右腕は試合後「めちゃくちゃ緊張しました」と初々しく語っていた。今後の目標を聞かれると「このまま無失点で抑えて勝ちパターンで投げたい」と話していた。