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西野バレエ団創設者・西野皓三氏は92歳になっても稽古場に アンチエイジング実践

 塾生に手ほどきする西野皓三氏(左)
 西野皓三氏
 塾生に手ほどきする西野皓三氏(左)
 塾生に手ほどきする西野皓三氏(右)
 塾生に手ほどきする西野皓三氏(左)
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 稽古場の中央に立つ、西野流呼吸法の創始者・西野皓三氏が手を差し出した瞬間、対面していた塾生が壁に吹っ飛んだ。下は小学生から、上は97歳の女性、有名大学の教授や、だれもが知っている会社の社長、医師なども一様に次々と吹き飛ばされては床を転げ、起き上がってはケラケラと楽しそうな笑い声を上げて稽古場を駆け回った。

 由美かおるや奈美悦子、岸ユキ、金井克子らを輩出した西野バレエ団創設者としても有名。背筋はピンと伸び、言葉も明瞭で92歳という実年齢よりもはるかに若く見える。「超能力?とんでもない!研鑽を積めば、誰もができる」と笑い飛ばす。塾生は“気”を送られることで、気持ちが発露し、笑いにつながるという。

 西野氏の出発は宝塚歌劇団「男子部」に遡る。大阪市立医専(現大阪市立大学医学部)在学中に「なぜ人間は感情を表現出来るのか」という疑問から芸術、特にバレエに傾倒。そんなとき、宝塚歌劇団が募集していた男子部員に応募。800人の中から合格した、わずか3人のうちの1人となった。だが宝塚に入ったものの、“男子生徒”として舞台に立つのではなく、本来の夢であった音楽学校のバレエ教師となり、有馬稲子などを教えた。さらに歌劇団の振り付けも手がけた。

 西野流呼吸法とは「身体の60兆個の細胞の一つひとつに働きかける」というメソッド。簡単に言うと、足裏から呼吸していくイメージで、頭のてっぺんまで吸い上げ、再び丹田まで戻し「細胞の中核をなすミトコンドリアに酸素を送り、細胞再生を高めて活性化させる」というもの。西野流呼吸法では「30年前から『細胞同士が会話している』と述べてきましたが、これは医学の新常識と同じ」だという。そのアンチエイジング効果は、西野氏の直弟子で実践者として有名な由美かおるが、15歳のデビュー時から66歳の現在まで、86-58-86の3サイズが変わらないということからも実証されている。

 人間の寿命は医学的には125歳と言われている。「だけど健康的に生きていられるかはまた別の問題。私は幾つまで生きるかはわからないが、少なくとも100歳までは元気に稽古場に立つ」と宣言する西野氏の言葉も真実味を帯びる。(デイリースポーツ・石川美佳)

 ◆西野皓三(にしの・こうぞう)1926年10月29日生まれ。大阪府出身。大阪市立医専在学中の46年に宝塚歌劇団に入団。バレエ教師として活躍後、51年に米国メトロポリタン・オペラ・バレエスクールに留学。帰国後「西野バレエ団」設立。その後、NHK「歌のグランド・ショー」や日本テレビ「レ・ガールズ」などを企画・構成。50歳を過ぎたころから武道をはじめ、呼吸法の閃きを得て「西野流呼吸法」を創始。各医学界の依頼で医学講演なども行う。現在、渋谷区の「西野塾」で教えている。

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