プロ入り3年目のロッテ・木村優人投手 飛躍を予感させる“開幕マウンド”

 “脱力投法”に今シーズンの飛躍を感じた。プロ入り3年目の期待の右腕、ロッテ・木村優人投手(20)だ。

 14日に宜野湾で行われたDeNAとの練習試合に先発し、2回2安打無失点に抑える好投を見せた。

 初回はネット裏からレンズを向けた。力感のない投球フォームでDeNAの各打者を翻弄(ほんろう)しているのが印象的だった。打者はいつでも打てるような錯覚を抱き、打ちにいく。しかし、ムチのようにしなる右腕からリリースされたボールは、手元で伸びているため、なかなか捕らえられない。

 DeNAの先発の藤浪晋太郎も2回3安打1失点の好投。2メートル近い長身で、長いリーチを生かした投球フォーム。打者から見たらマウンドが近く感じるにちがいない。またリリースする瞬間の力んだ表情には、威圧感がある。対照的な両投手。それぞれに個性があり、見応えがあった。

 昨年は最速152キロのストレートと、カットボール、フォーク、カーブ、チェンジアップを投じて3勝をマークした木村。9月にはあわや完全試合となるプロ初完封勝利を記録した。最下位に低迷するチームにとっては希望の光のような存在だった。私は一塁側のカメラ席から撮影していたが、リラックスした投球フォームで投げているのが印象的だった。今回、打者目線に近いネット裏から撮影してみて、より“脱力投法”を感じた。キャッチボールのようなフォームから、ムチのように右腕をしならせる。フォームとボールのギャップに打者は翻弄(ほんろう)されるのではないだろうか。期待を抱かせる、将来の先発ローテーション候補。南国の日差しに負けない、強い光を感じた。(デイリースポーツ・開出牧)

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