九州学院・村上慶太 試合終了時に見た兄・宗隆譲りの“好青年”ぶり
「全国高校野球選手権・2回戦、九州学院14-4帝京五」(13日、甲子園球場)
8日目に登場した、大会注目バッターの九州学院・村上慶太。ヤクルト不動の四番・村上宗隆の弟として彼を知った方も多いだろう。
それにしてもよく似ている。どっしりとした構えも、逆方向へ二塁打を放った時のスイングも兄と重なる。打撃だけではない。守備の際は一塁の守備位置から投手を励ます。ベンチに戻れば、最前線で打席の選手を鼓舞。その姿はスワローズファンに「村上監督」と呼ばれる兄とうり二つだ。
ただそれ以上に“村上家のDNA”を感じた場面が試合終了直後にあった。初戦突破を果たし、ガッツポーズをしながら整列に向かう途中、ふと足を止めた慶太。最後の打者が使ったバットが回収されていないことに気づくと、それを拾い上げ帝京五の選手に手渡したのだ。
この試合でラジオの解説を務めていた龍谷大平安・原田英彦監督は、兄・宗隆に会ったことがあるそうで、解説中しきりに兄を「好青年だ」と語っていた。弟もまた兄譲りの好青年だと感心した瞬間だった。(撮影と文・伊藤笙子


