オリックス・中嶋監督 選手に捕まり無念の胴上げ!?
12日に本拠地・京セラドーム大阪でロッテと引き分け、アドバンテージを含め3勝1分けでCS突破を決めたオリックス。最後は九回裏無死1、2塁から小田裕也のバスターで“サヨナラ勝ち”という劇的な幕切れに、スタンドを埋めたバファローズファンが歓喜した。
試合後グラウンドで行われた表彰セレモニーでは選手全員でクラッカーを鳴らしてファンと喜び合い、優勝ペナントを手に場内一周。笑顔あふれる球場をぐるりと回り、ホームベース付近に戻ってきた時だ。先頭を歩いていた中嶋聡監督が突如走りだした。実は選手が監督を胴上げしようと誘ったのだが、中嶋監督はまさかの逃亡。一塁ベンチ前までダッシュで逃げたが、プロ通算123盗塁を誇る安達了一らに捕まり、天を仰いだ。そしてマウンド前に連行された将は“3回だけだぞ!”と入念にナインに念を押し、無念の胴上げ?!で宙を舞った。
20日から始まる日本シリーズを制した暁には、ぜひとも自ら進んでナインに胴上げを懇願していただきたい。(デイリースポーツ・吉澤敬太)