南国で鍛え抜く若鯉-レベルアップへ熱い汗と息づかい
NPB全球団が宮崎県に集うフェニックス・リーグ。広島カープは日南市の天福球場を拠点にして、練習と試合を繰り返す日々を送る。南国の光に照らされたグラウンドは11月とは思えないほどの暑さだ。
選手は個々のレベルアップのため、何かをつかもうと必死に汗を流している。一球一球に力を込め、バットを振り、そして腕を振り続ける。
例年と異なりスタンドは無観客。選手の息づかいまでが聞こえてくる。羽ばたく未来を夢見る若鯉たちの熱気だけが球場を包んでいる。(写真と文 デイリースポーツ・立川洋一郎)