【野球】ロッテ・小島 “対右打者”克服へサブロー監督の金言 「食事に連れて行ってもらったことも」
ロッテの左腕エース小島和哉投手(29)は、昨季は8勝10敗、防御率3・72という不本意な成績に終わった。その一因として挙げられるのは右打者に打ち込まれたこと。このオフは元ソフトバンクの和田毅氏が主宰していた自主トレを阪神・大竹とともに引き継いで調整中。例年以上の過酷なランニングメニューを含むトレーニングを課す。目標に掲げるキャリアハイへ、“対右打者”という課題を克服して新シーズンを見据える。
数字を見れば一目瞭然だった。小島の昨季の被本塁打20、与四球54はリーグワースト。被本塁打数は左打者の3に対して右打者には17、与四球も左打者の16に対し右打者へは38と倍以上だった。被打率も左打者の・233に対し右打者には・278。右打者に苦戦していたことが浮き彫りになった。
「右バッターのホームランの数がすごく多いので、その部分もしっかり対策しないといけないと思います」。契約更改の席上で、そう話していた。今年になって、その理由を「調子も良くない中で自分から仕掛けることができなかった」と言う。このオフには「右バッターを想定した練習をしています」と対策を講じていることを明かした。
ヒントはサブロー監督の言葉にあった。昨年6月、サブロー監督の2軍監督から1軍ヘッドコーチへの昇格以降は2人で話す機会が多くあった。「ちょくちょく球場で2人で話したこともあるし、食事に連れて行ってもらったこともある」と言う。
現役時代は右の好打者。その言葉には重みがあった。「先発として毎年積み重ねて投げていくにあたって、自分の良さが最近の試合であまり見られないという話をしてもらった。あとはバッター目線の話だったり、そんな感じですかね」と振り返る。
特に重い言葉はバッター目線の話。「右バッターから見た『こういう左ピッチャーがすごく嫌だ』と言われてきた」。右打者が苦にする左投手。その金言を胸に刻み込んで、このオフの練習を重ねている。
今季の目標を「優勝」、「投球回数180イニング」、「14勝」、「防御率2・50」と設定する。いずれもキャリアハイの数字だ。「去年は自分が良くなかったから最下位になったと思う。今年に関しては11月、12月も詰め込んでやってきた。やり返したいなっていう気持ちが強い」と責任を背負う。目標達成へ、右打者対策は必要不可欠。昨季は沈んだチームを、その左腕で浮上させる。(デイリースポーツ・ロッテ担当 鈴木創太)





