【野球】“なかやまきんに君”似のロッテ・八木 「パワー!」ピッチングで勝ちパターンの一角を

 ロッテのドラフト5位・八木彬投手(三菱重工West)が、15日の京セラドーム、オリックス戦で最速154キロの直球とフォークで1イニングを三者凡退、2奪三振デビューを飾った。チーム内から「なかやまきんに君」似と評されるルーキーはあかるいキャラクターで、勝ちパターンのリリーフの一角に入ると意気込んでいる。

 ファームでは抑えを務め、5月1日イースタン・楽天戦でプロ初セーブを挙げ、12日の巨人戦で2セーブ目を挙げ、5月15日に1軍初昇格を果たした。1軍初登板の舞台で上々の一歩を踏み出した。

 プロ入り後、目指すべき先輩の姿を見て、考え方が変わった。即戦力として期待を受け、オープン戦も1軍に帯同した。その時にアマチュア時代になかった衝撃を受けた。球団最多登板数を誇る守護神・益田の練習量、ランニング量の多さにただただ、驚かされた。「オープン戦で1軍にいた時に、益田さんはずっと走っていました。とにかく走る量がすごかった。ルーティンとしてやっていらして、妥協しないところだったりとかすごいなあと。自分の練習に対する取り組みの質は変わったと思います」。

 社会人時代からパワーピッチャーになることを目標に掲げていた。そのためには練習の質を高めなければならないと、益田にも影響され、意識も変わった。1軍で1キロ増となった154キロはその成果とも言えよう。「真っすぐの強さはでてきています」と手応えを明かす。

 プロではファンに親しまれるキャラクターも大事だと心得ている。「あれしかないなと思って」という自身の登場曲は「BON JOVI」の「It’s My Life」を使用すると決めている。なかやまきんに君が自身の動画のBGMで流す曲。「筋肉は、自分はそんなにムキムキではないですけど、顔は似ているので、これしかないと思いました」と笑う。

 「ルーキーなので、大胆に勢いで抑えられるようなピッチャーになりたいです。キャラクターも覚えてください!」と自己アピールする。本拠地ZOZOマリンで「It’s My Life」の登場曲の中、マウンドへ上がり、マリーンズファンを喜ばせる投球を目標にしている。(ロッテ担当・水足丈夫)

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