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【野球】今季から八回の男を担う阪神・湯浅京己ってどんな人?

 開幕から1カ月が経過。“ユアレス”とも形容される阪神・湯浅京己投手(22)が、勝利の方程式「8回の男」として虎党の間でも認識が高まっているのではないだろうか。

 BC富山を経て、プロ入り4年目。昨年までは3試合の登板にとどまり、防御率18・00と結果が出せなかったが、今季はここまで13試合に登板し、防御率1・46と抜群の安定感。7ホールドはリーグ2位とこのまま快投を続けていけば、最優秀中継ぎに選出される可能性も十分にある。

 ここまでの道のりは、決して平たんではなかった。聖光学院高在籍時に成長痛による腰痛を発症していたが、プロ入り後もルーキーイヤーの19年に疲労骨折による腰椎分離症を2度発症し、20年にも再発している。

 19年の秋、鳴尾浜での練習中、再発した瞬間に居合わせた記者に向かって「また、やっちゃいました」と悲しげな表情でポツリ。その時は、絶望感を隠せなかったが「早く投げられるように」と湯浅は、すぐに前を向いて動き出した。

 朝食の1時間前に風呂に入る習慣をつけ、ピラティスやストレッチなども入念に行う。全ては腰を含む全身のケアを怠らないため。「これまで以上に体のことを考えるようになって、腰に負担をかけないためには、しっかりと体をケアした上で投球に入ることが大事なので」。オフは体の使い方を見直すために、身体操作を確認する施設に出向き、自らのためになりそうなことは徹底してきた。

 普段は明るい好青年だ。年下の西純などにもいじられ「アイツら絶対、なめてますよ」と苦笑いしていたが、そんな湯浅も先輩に対しては甘え上手の印象を受ける。屈託の無い笑顔を浮かべ、誰からも愛される選手であることは間違いない。

 そして、大の女性ダンス&ボーカルユニット「E-girls」好きでもある。19年には登場曲に「EG-ENERGY」、20年には「Show Time」にするほどで、ルーキーイヤーの際に由宇球場で「Pain,pain」が流れると即座に反応。推しは、映画「私がモテてどうすんだ」でヒロインに抜てきされた山口乃々華。同グループの存在がモチベーションだったが、20年に解散した時は「解散しちゃうんですよ…」と分かりやすく声を落としていた。

 グラウンド外ではかわいらしい一面ものぞかせるが、マウンドに立つと表情はキリッとする。そして役目を果たしベンチに戻る時には、また球場外でも印象的な会心の笑みを浮かべる。そんな、魅力あふれる22歳の奮投にこれからも注目してみてください!!(デイリースポーツ・関谷文哉)

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