【ゴルフ】「男子プロはすごいんだぞ」中西直人が熱弁 クラファンで新規大会の支援募集中

 男子ゴルフのトッププロ10人が集う新規大会「THE TOURNAMENT for the FUTURE~子どもたちへの贈り物~」が3月13日に岐阜・瑞陵GCで開催される。今大会はクラウドファンディングでの協力金集めに初挑戦。1000万円を目標金額に掲げ、支援を募っている。発起人となった大阪府岸和田市出身のプロゴルファー・中西直人(33)=国際スポーツ振興協会=がデイリースポーツのオンライン取材に応じ、熱く語った。

 中西の思いは「男子ツアーの良さ、魅力を伝えたい。男子プロはすごいんだぞというのをもっと伝えたい」との言葉に凝縮されている。近年の国内ゴルフ人気は女高男低の傾向が続く。2022年の試合数も女子ツアー38に対し、男子は25。「今は(男子ツアーの)試合数が本当に少なくなって、プロゴルファーになりたいという子どもたちもどんどん減っている」と現状を憂う。

 「何でこんなにすばらしい選手がいるのに盛り上がらないんだろう。どうやったら本当の良さが伝わるのかな。そういう思いだけです」と、もどかしい胸中を明かす。「男子プロの良さはアマチュアの方が参考にできないゴルフが魅力。もっと選手たちの良さを知ってもらいたいし、伝えていきたい」。頭で考えるだけではなかった。中西は実際に今大会の実現へと動いた。

 出場選手は中西のほか浅地洋佑、池村寛世、出水田大二郎、片岡尚之、亀代順哉、木下稜介、香妻陣一朗、比嘉一貴ら計10人を予定。中西の考えに賛同し、呼び掛けに快諾してくれた面々だ。「盛り上げたいという強い気持ちを持ってくれている人たち。みんなでつくりあげたい」と目を輝かせる。

 小学4年から6年のジュニアゴルファー10人を招待し、プロ2人、ジュニア2人が同組でラウンドする。「男子プロのすごさ、良さ、人間性とかを引き出せるようなコースセッティングにしたい」と話す。そして、「プロはこういうところがすごい。プロになったらこんないいことがあるよ、とか伝えながら、同時にショットでもすごさを伝える。そういうトーナメントにしたい」と力を込める。

 構想2年。石川遼が選手会長時代に男子プロの普及、人気拡大を目的に開催した「フューチャーGOLFツアー」への参戦が原点だ。「本当にすばらしい大会だった。ジュニアの子どもたちが泣いて喜んでくれたりした。ジュニアと選手とスポンサーさまが一丸となっていた。今回、フューチャーツアーと違うのは、プロゴルファー全員で力を合わせるということ。選手一丸となってつくったトーナメントです」と説明する。

 本大会の翌14日はプロ10人とアマチュア30人によるプロアマ大会を実施。「クラウドファンディングでプロアマの権利を買ってくださった方には、言葉で感謝の気持ちを伝えたい。行動、態度でも示したいし、レッスンは入念にしたい」と熱弁する。

 中西は今年から日本ツアー選手会の副会長とファンプロジェクト委員長に就任した。「副会長として、プロジェクト委員長としての目標は、本当に選手の良さを知ってもらう環境をつくること」と繰り返す。「今までは上位の選手しかフォーカスされなかった。例えば試合までのストーリー、選手がどうやって育ってきたかとか、人間性を知ってもらえるような環境づくりが僕のプロジェクト委員長として、副会長としての目標です」と抱負を口にする。

 今大会の支援募集期間は2月28日(月)午後11時まで。1口5000円から30万円までで、返礼品には、選手からのお礼メールや動画、大会公式グッズ、選手のサイン入りボール、プロアマラウンド&レッスン会参加権などが用意されている。

 <クラウドファンディングHP>

https://readyfor.jp/projects/for_the_FUTURE_GOLF

 今年も男子ツアーは東建ホームメイト・カップ(3月31日~4月3日、三重・東建多度CC名古屋)が国内初戦。賞金総額500万円、優勝賞金200万円の今大会は単なる開幕前の1試合ではない。男子ゴルフの人気回復、試合増への契機となり得る新しい試みだ。

 もちろん来年以降も継続開催を希望する。さらには「今後はクラウドファンディングでツアートーナメントというのも僕の中ではありだと思っている。そういう形になっていけばいい」と近未来の理想像を思い描く。「子どもたちへの贈り物」と名付けられた今大会はさまざまな可能性を秘めている。選手一人一人の思い、ファン一人一人の支援が、日本の男子ゴルフを救う。(デイリースポーツ・斉藤章平)

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