【野球】背番号「1」のロッテ・藤原燃える 小園から刺激「圧倒的な結果で勝ちたい」

 ロッテ・藤原恭大外野手がチームの看板選手が背負うべき「背番号1」を、来季から付けることが決まった。今季を振り返り、同級生で中学時代には枚方ボーイズでお互いが切磋琢磨(せっさたくま)しあった広島・小園の活躍にも刺激を受け、4年目の来季、真のレギュラーとして、活躍すると闘志を燃やしている。

 藤原が生まれた2000年。ミレニアム世代。中日・根尾などの高校BIG3の中で、いち早く台頭した選手が広島・小園だ。仲良しの活躍には負けてはいられない。113試合の出場で打率・298、5本塁打、35打点。遊撃手として113試合に出場した成績に「すごいと思いますし、今年の自分の同級生で一番、打った選手だと思いますので、負けないように頑張りたいです。圧倒的な結果で小園に勝ちたいというか、この世代を引っ張っていかないといけないと思います」と寡黙な21歳が、語気を強めた。

 小園とは大阪・枚方ボーイズ時代のチームメートで全国優勝を経験。17年の高校日本代表でもチームメート。身近な存在で何でも言い合える友人に負けじと来季への活躍を誓う。オフは例年と同じく、中日・大島、ソフトバンク・柳田ら左の強打者を手本に自主トレで磨く決意。「自分のことだけに集中して、後がないという気持ちでやっていきたい」と並々ならぬ決意を燃やす。

 3年目の今季は7・8月度の月間MVPを受賞。チームを上位進出へと押し上げたが、伸び盛りの時期に9月上旬に左ふくらはぎの打撲により、戦列を離れた。自信と活躍への手応えをつかみかけた時に離脱したのは痛かったが「インコース攻めをされて(体が)開いて開いて修正できない部分があった」と課題も見つかり、来季へとつなげる覚悟だ。

 シーズン終了後、新背番号の提示を受け、少し驚いたのが本音だったようだが、大きな期待の証でもある。「背番号1をもらったので、もう一度、ロッテを背負っていくという気持ちを持って、しっかりプレーしていきたい」。マリーンズの顔となるべく、藤原世代と言われるべく、己を磨いていく。(デイリースポーツ・水足丈夫)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

オピニオンD最新ニュース

もっとみる

    ランキング

    主要ニュース

    リアルタイムランキング

    写真

    話題の写真ランキング

    注目トピックス